Royal Academy Summer Exhibition

友人とロイヤルアカデミーのエキシビションへでかける。彼の「彼」も来て、アカデミーの下のラウンジでコーヒーを飲みながら一年間の間に何してたかをそれぞれ交換し、三人でエキシビションを回る。この二人といるといつもとても心地が良い。そんな雰囲気をいつでもつくってくれる。二人が幸せそうなのもこちらも見ていて幸せな気持ちになる。

 

ロイヤルアカデミーのサマーエキシビションは、一般でも学生でもプロでも誰でも応募できるエキシビションである。ちいさなブックレットには番号と値段が載っていてみんなここで作品を売る(買う)ことができる。建築の部分もあり、こちらはほとんどが大手事務所の模型でかなりしっかりしたものが置いてあった。わたしも来年は建築の作品で参加してみたいと思う。

 

映画を見に行くというのでつきあった。小さなMayfairにあるシアターで、Belleという女の子の話である。戦争の間、黒人と英国の名家のハーフとして生まれた女の子が幼い間に英国の名家に再び戻り、同じ歳の白人の女の子と姉妹として育てられるというものである。実際の話をもとにしたもので、人種問題を取り扱っているにも背景があるがほとんど当時の英国の街の様子や少女のきれいな心など美しい描写ばかりで構成されていて、安心して楽しめる映画だった。